普通の人でもとれる TOEIC Test 860点 - 中級者向け勉強法

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TOEIC Test 中級者向けの対策・勉強法を紹介します。


注:ここでいう初級者とはTOEICスコア600〜855程度の人のことです。
TOEICテスト特有の技術(テクニック)や時間管理[”TOEIC 初級者向け勉強法 ”で述べている]は、TOEIC 中級者にも重要です。

1−1.TOEIC テスト戦術を身につけましょう


TOEICテストには特有の出題傾向や知っておくととても役に立つことがあります。これらのことを知っているのと、知らないのではスコアが大きく変わってきます。ですので、これらのことを知って(戦術を身につけて)テストに挑みましょう。
下の2冊の本はとても有益なので、内容を理解し、掲載された問題は解けるようにし、記載されている単語、熟語は覚えるようにしましょう。

この本はTOEIC Testのスコアが上がりやすい順に学習し、模擬テストを除いて11日間で学習できるよう構成されています。 TOEIC Testを解答する際の有益な技術(テクニック)が満載です。この技術を一通り習得しておいて損はないでしょう。


いわゆるキム本と言われている本です。 前半がTOEIC Testのパート別の秘訣・急所、後半が語彙という構成になっています。 TOEIC Testを毎回受験したという著者が、最も核心的な要素を厳選して提供しますといっているてだけあってTOEIC Test対策には欠くことのできない1冊となっています。 秘訣・急所の参考になる部分はすべて習得し、語彙もすべて理解できるようになると、ある程度の点数をとることができるでしょう。

1−2.時間管理をしましょう


最近のTOEIC TestのPart 7は文章の量が非常に多くなっており、時間管理をしないと時間内に全問解答することが困難です。
リーディングのPart 5, Part 6をできるだけ短い時間で解答し、できるだけ多くの時間をPart 7に割きましょう。
おすすめの時間配分は下のよう。

Readingの時間配分
Part 5 15分 (1問平均22.5秒)
Part 6 6分 (1問平均30秒)
Part 7 54分 (1問平均1分程度を目安に)

Part 5, Part 6をあわせて20分ちょっとで解答できない人はテクニックを習得したりしてその時間内にできるようにしましょう。
Part 7 は1問あたり1分程度で解答できるようにしましょう。できない場合はPart 7の問題を解く練習をしてその程度の時間で解答できるようにしましょう。

1−3.模擬試験で実力を確認しましょう。


これまでの学習成果を確認するため時間通り模擬試験を受けてみましょう。 模擬試験としては下からまだやっていないものを選ぶといいでしょう。

TOEICテスト新公式問題集〈Vol.6〉
TOEICテスト新公式問題集〈Vol.4〉
TOEICテスト新公式問題集〈Vol.3〉
TOEICテスト超リアル模試600問(CD-ROM付)
TOEIC(R)テスト新・最強トリプル模試3

答え合わせをし、自分がどの分野に弱いか知りましょう。 模擬試験で間違えたところは、理解し正解できるようにし、出てきた単語、熟語は覚えるようにしましょう。

模擬試験を行い、自分がどの分野に弱いか理解できたら、自分の弱い部分を重点的に学習しましょう。
ここからは分野別の学習です。

2.リスニングを強化しましょう


TOEICで高得点をとるには、リスニングでスコアを稼ぐのが早道です。実際、TOEICの高得点者はリスニングは満点かそれに近い点数をとっています。
そのことは、リスニングのスコアの方がリーディングより伸びやすいことを意味します。
よって、リスニングのスコアがあまりよくない場合は、しっかり学習して改善する必要があります。
リスニングは聴いて慣れるしかありません。良質な教材を完璧に理解できるようになるまで何回も聴いてください。
リスニング力をつけるのに適した良質な参考書は下のよう。

TOEICテスト公式プラクティス リスニング編
解きまくれ!リスニングドリル―TOEIC TEST Part3&4
TOEICテスト リスニングBOX

上で紹介しているものをひとつあるいは複数用い、初見で9割程度は正解できるよう学習しましょう。

3.語彙・文法を強化しましょう


語彙と文法は英語の骨子ですので、弱い場合は、学習して強化しましょう。
語彙・文法に適した参考書は下のよう。

文法を1冊だけやるのであれば、この本をすすめます。 模擬テストを除いて5日間で学習できるよう構成されています。 まず例題を解き解説、説明と続き最後に練習問題があります。 ページ数は170ページほどでさほど多くなく非常に簡潔にまとめられているので無理なく学習を進めることができ、それでいてTOEIC 英文法の教科書・参考書・問題集・テクニック集的な役割をすべて含み、内容は大変充実しています


語彙・文法問題を数多くやるならコレです。 韓国のTOEICのカリスマ イ・イクフン氏の本です。 まず出題ポイントが説明され、その後に問題(最初は2択、後に4択)を解く構成となっています。 問題のパートは左ページに問題それに対応して右ページが答えと解説(訳、語句含む)と見やすくなっています。(問題を解いてすぐ解答・解説を読めます) 問題数が豊富でやりがいがありますが、やって損のない1冊です。


この本はTOEIC Test Part 5 の語彙問題に特化した練習書となっている。 今まで文法と語彙が載っている書籍は存在したが、語彙のみというのは初めてではないだろうか。 TOEIC大国、韓国の超人気講師、ユ・スヨンの著作であり、内容は充実している。 Part 5の半分程度は語彙に関連した問題であり、それらはその表現を知らないと正答することが困難なので、語彙(AM:ABILITIES MEASUREDの”語彙が理解できる”の部分)を強化したい人はやって損はないであろう。 見開きの左ページに問題8問、右ページに答え、簡単なPoint説明、単語の説明という構成で、これが125セット、合計1000問となっている。右ページの答え等を隠すための紙も切り取れるようになっている。これは何か他の紙やしおりを使ってもいいだろう。 後の半分弱のスペースはやや詳しい問題の解説になっており、この部分は1000問が終了してから読むよう指示がされている。詳しい解説が離れているのは賛否両論あるだろう。早くやりたい人には無駄が省けてよいが、じっくりやりたい人には、間があいてしまうと忘れてしまうという悪い点もある。


手帳ほどの大きさで、ページの表側に問題が1題あり、裏側にその解答と解説という構成。 通勤や通学の電車やバスでの移動中に学習ができます。 最初は易しい問題で、進むにつれて難易度が上がっていきます。 隙間時間にちょっとやるには最適です。 ただし、問題数が少ないので文法が苦手な人の学習としては負荷が低く、副読本的な使い方がよいと思います。


この本は730点のレベルの問題から950点レベルまでの問題を5段階にマーキングし、全問題の平均が860点レベルということですので問題の難易度がかなり高めです。 特に後半は難しい単語が出てきて解答に時間がかかりましたが、ある程度得点がとれる人には、簡単な問題を解く手間が省け、高度な問題だけを効果的に学習することができ、より高得点が狙えると思います。


本書はTOEIC 900を目指す人向けのPart 5&6 対策書です。 著者が講師をしているスコア900を目指すクラスの受講生でも正答率がグンと下がる問題パターンがあるとのことで、最新の傾向と誤答データを基に上級者の弱点のみを厳選した問題が掲載されているということです。 例えば”名詞”+”名詞”の複合名詞を完成するパターンはその表現を知らないと正答を得るのが困難になり、動詞の語法もそれを知っていなければ太刀打ちできません、また、前置詞も慣用表現や動詞との組み合わせを知っていないと解答に窮します。これらのような上級者が間違えそうな問題を練習すれば高得点につながるというわけです。 このように上級者が間違えやすい問題だけが掲載されていて、非常にコンパクトなサイズなので、スコア900を目指すくらいのレベルの人が通勤・通学時等のちょっとした空き時間にりようするのに最適です。
上の中からいくつかやってみましょう。文法・語彙問題の有効な対策となります。

4.読解を強化しましょう


最近のTOEIC公開テストでは文章の量が多いのでできるだけ速く読めるよう練習しましょう。 (文書を全部読んで全問解答するためには1分当たり150語(150 words per minute : 150 WPM)以上のスピードで読む必要があると言われています。それくらいのスピードで読めるようになるように練習しましょう。) また、ストップウォッチなどで所要時間を測り1問1分程度で解答できるようにしましょう。
Part 7の解き方としては大きく分けると以下の2つの方法が考えられます。
(1)問題文 → 文書
(2)文書  → 問題文
私は以前は(1)の方式を用いていましたが、最近は(2)の方式(べた読み)を多用しています。なぜなら、その方が解答する時間を短縮できるからです。このことがすべての人にあてはまるかわかりませんが、いろいろ試してみてどの方法が解答する時間が短くなるか確認することが、最近の公開テストのPart 7は文章量が非常に多いので有効です。
読解(Part 7)が弱い場合の有益な参考書は下のよう。

TOEIC TestのPart 7、 Single passage 224問、Double passage 160問をドリル形式で解いていくものです。 とにかくTOEIC Testの傾向に沿った問題が豊富に用意されていて、これらの問題を解くことでTOEIC TestのPart 7に慣れることができ、時間感覚を磨くことができます。 ストップウォッチなどを使って1問あたり1分で解答できるように練習するとよいでしょう。


本書ではまず、TOEIC TestのPart 7 対策としてとても重要な、”パラフレーズを見抜く”集中トレーニングを行い、TOEIC Test特有の出題形式に順応するスキルを身につけることができます。 次がパターン別の問題練習になり、実際にどのような思考で解くのかが詳しく解説されているので思考プロセスが理解できます。


本書はTOEIC TestのPart 7 のSingle Passageの文書30個から成り、その各文書の語数が120語から160語に揃えられており、設問数も各文書あたり3問に統一されているのが特色です。 それぞれの文書の語数が明記されており、その文書を読むのにかかった時間を計測すると、掲載されている換算表を用ることにより、簡単に自分の1分あたりの語数(words per minute : WPM)わかるようになっています。また、それを記入するグラフもあるので、進歩が視覚的にわかるようになっています。 TOEICのリーディングセクションで、文書をすべて読んで時間内に全問解き終えるためには最低150 words per minute のスピードで読む必要があるとのことなので、その時間感覚を養うことができます。


前作(読解特急2)は約120語〜160語の文書1つに設問が3つが30セットだったが、今作(読解特急3)は約350語の文書1つに設問が5つが20セットという内容である。 最近のTOEIC TESTのPart 7は文書が顕著に長くなってきているので、最近の出題傾向に慣れるには最適である。最近のSP(シングル・パッセージ)で長いものが300語程度ということなので、350語程度の文書に慣れておけば本番に十分対応できると思われる。また、メールや手紙などの文書は、ある程度パターンが決まっているので比較的容易に解くことができるが、一般的に多数の人が苦手としている「記事」の文書だけを集めている点も特筆すべき点である。 文書を読む時間を計って、換算テーブルを用いることによりWPM(words per minute)が求められるのは前作同様であり、読むスピード感覚を養うのに有効である。文書を読み始めてから解答を終了するまで、1セットあたり5分でできるように練習しておけば、本番でも時間が足りなくなることは避けられるだろう。 長い記事の文書で高度トレーニング(著者の1人がそう称している)することで高得点が期待できる1冊である。

上のうちのいくつかあるいはすべてやることにより、読解力がかなり向上することが期待できます。

これで”TOEIC 中級者向け勉強法”は終了です。これまで読んでいただいてありがとうございます。ここに書かれたことを実践すればTOEICのスコアが確実にアップするでしょう。