留学などの海外経験のない、もちろん帰国子女でもないごく普通の日本人の私でもできたTOEIC Test 860点/900点取得対策・勉強法を紹介します。

TOEIC Testで、860点や900点程度は普通の人でもとることができます。
きちんとしたTOEIC Test対策・勉強法を実践すれば860点や900点はとれるのです。
今はTOEIC Test関連の書籍類も充実しているので大丈夫!
TOEIC Testがどういうテストか知らない方はまず、どういうものかを知りましょう。
TOEIC Testはマークシート方式のテストで、3つあるいは4つの選択肢から1つの正答を選びマークシートに記入するものです。記述式の問題は一切ありません。
問題は大きく、リスニングとリーディングの2つのセクションに分かれ、それらの中は下のように構成されています。ライティングとスピーキングはありません。(TOEIC
SW Test ではライティングとスピーキングがあります。)
第210回公開テスト(2016年5月29日実施)よりTOEICテストの出題形式が一部変更されます。変更点は下の注意を参照してください。
リスニング セクション
Part 1
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写真描写問題 10問
1枚の写真について4つの短い説明文が1度だけ放送される。説明文は印刷されていない。4つのうち、写真を最も的確に描写しているものを選び解答用紙にマークする。 |
Part 2
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応答問題 30問
1つの質問または文章とそれに対する3つの答えがそれぞれ1度だけ放送される。印刷はされていない。設問に対して最もふさわしい答えを選び解答用紙にマークする。
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Part 3
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会話問題 30問
2人の人物による会話が1度だけ放送される。印刷はされていない。会話を聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。
各会話には設問が3問ずつある。
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Part 4 |
説明文問題 30問
アナウンスやナレーションのようなミニトークが1度だけ放送される。印刷はされていない。各トークを聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。各トークには質問が3問ずつある。 |
リーディング セクション
Part 5 |
短文穴埋め問題 40問
不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。
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Part 6 |
長文穴埋め問題 12問
不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。
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Part 7 |
読解問題 48問(1つの文書:28問、2つの文書:20問)
いろいろな文書が印刷されている。設問を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。各文書には設問が数問ずつある。
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どんなものか具体的に知るためには
- 実際受けてみる
- 模擬試験を受けてみる
実際、TOEIC Testを受けるのは申し込んでから受けるまでに時間がかかり、費用もかかるのでTOEIC Testの模擬試験が妥当と思われます。
一番のおすすめは現時点で最新の公式問題集である、新公式問題集 Vol.4 です。
これをやって、わからない部分、間違えた箇所、知らない単語などはすべてわかるようにしましょう。
模試類としては下のようなものがありますので、必要に応じてやってみましょう。
TOEICテスト新公式問題集〈Vol.6〉
TOEICテスト新公式問題集〈Vol.4〉
TOEICテスト新公式問題集〈Vol.3〉
TOEICテスト超リアル模試600問(CD-ROM付)
TOEIC(R)テスト新・最強トリプル模試3
書籍のレヴューは→こちら
注意:
第210回公開テスト(2016年5月29日実施)よりTOEICテストの出題形式が一部変更されます。
http://www.toeic.or.jp/info/2015/i025/i025_01.html
抜粋すると以下の様。
<リスニングセクションの変更点>
写真描写問題(Part 1)と応答問題(Part 2)の設問数が減ります。
会話問題(Part 3)の設問数が増えます。
会話問題の中に、発言が短くやり取りの多いものが加わります。
3名で会話する設問があります。
Elisions(省略形: going toが gonnaなど)、 Fragments(文の一部分: Yes, in a minute; Down the hall; Could you?など)を含む会話が流れます。
会話やトークの中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問が加わります。
会話やトークの中で話し手が暗示している意図を問う設問が加わります。
<リーディングセクションの変更点>
短文穴埋め問題(Part 5)の設問数が減ります。
長文穴埋め問題(Part 6)の一つの文章に含まれる設問は3問から4問に増えます。
文書の全体的な構成を理解しているか問う設問が加わります。具体的には、
(1)長文穴埋め問題で、文書内の空欄に最も適切な一文を選ぶ問題
(2)読解問題(Part 7)で、文書内に新たな一文を挿入するのに最も適切な箇所を選ぶ問題
テキストメッセージやインスタントメッセージ(チャット)、オンラインチャット形式で複数名がやり取りを行う設問が加わります。
読解問題で3つの関連する文書を読んで理解する設問が加わります。
読解問題の設問数(1つの文書、複数の文書)が増えます。
文書中で書き手が暗示している意図を問う設問が加わります。
<これまでと同じ点>
問題はリスニングセクション(約45 分間・100 問)と、リーディングセクション(75 分間・100 問)からなり、2 時間で200 問に答えます。途中、休憩はありません。
リスニングセクションは会話やナレーションを聞いて設問に答えます。リーディングセクションは印刷された問題を読んで設問に答えます。
リスニング5 点~495 点、リーディング5 点~495 点、トータル10 点~990 点のスコアで5 点刻みで表示します。
テストは英文のみで構成されており、英文和訳・和文英訳といった設問はありません。
マークシート方式の一斉客観テストです。
リスニングセクションの発音は、米国・英国・カナダ・オーストラリアの4ヶ国が引き続き使われています。
新形式の問題集は下のよう。
公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1
TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編
最近のTOEIC TestのPart 7は文章の量が非常に多くなっており、時間管理をしないと時間内に全問解答することが困難です。
リーディングのPart 5, Part 6をできるだけ短い時間で解答し、できるだけ多くの時間をPart 7に割きましょう。
おすすめの時間配分は下のよう。
Readingの時間配分 |
Part 5 |
15分 (1問平均22.5秒) |
Part 6 |
6分 (1問平均30秒) |
Part 7 |
54分 (1問平均1分程度を目安に) |
Part 5, Part 6をあわせて20分ちょっとで解答できない人はテクニックを習得してその時間内にできるようにしましょう。
Part 7 は1問あたり1分程度で解答できるようにしましょう。できない場合はPart 7の問題を解く練習をしてその程度の時間で解答できるようにしましょう。
テクニックの習得と基礎力の向上をするのに適した書籍は下のよう。
これらの本で必要なテクニック(自分に合わないものは利用しなくても可)と語彙を習得しましょう。
TOEIC Test 「正解」が見える【増補改訂第2版】
新TOEICテスト 直前の技術—スコアが上がりやすい順に学ぶ
書籍のレヴューは→こちら
TOEIC Testの基本戦術を習得したら、自分の実力がどの程度か模擬試験で確認しましょう。
模擬試験は上で紹介したもののどれかやっていないものを利用すればよいでしょう。
模擬試験の予想スコアが750点未満の場合はまだ基本が不足しているので補完しましょう。
模擬試験の結果を見て、弱い部分を強化にしましょう。
TOEIC Testの高得点者は大抵リスニングは満点かそれに近い点数をとっています。
TOEICのリスニングは比較的はっきりとわかりやすく話されるので理解しやすいと思います。
慣れればほとんど理解することができると思いますが、弱い場合は克服しましょう。
リスニングが弱い場合の有益な書籍は下のよう。
TOEICテスト公式プラクティス リスニング編
解きまくれ!リスニングドリル―TOEIC TEST Part3&4
TOEICテスト リスニングBOX
TOEIC Testのリーディングで時間に余裕のない人はPart 5/6 は時間配分に注意しましょう。
練習問題を解く際にもストップウォッチなどで要した時間を計って時間感覚を身につけましょう。
問題を見極めて、全部読む必要のない問題は、必要な部分だけ読んで解答し時間を短縮しましょう。
文法・語彙が弱い場合の有益な書籍は下のよう。
新TOEIC TEST 英文法 出るとこだけ!―直前5日間で100点差がつく鉄則27
極めろ!リーディング解答力 TOEIC TEST Part 5 & 6
TOEIC(R)TEST990点満点英文法・語彙 (アスカカルチャー)
ユ・スヨンのブレークスルー990 TOEIC TEST 語彙・熟語・コロケーション1000問ドリル
1駅1題 新TOEIC TEST文法特急
新TOEIC TEST 900点特急 パート5&6
書籍のレヴューは→こちら
最近のTOEIC公開テストでは文章の量が多いのでできるだけ速く読めるよう練習しましょう。
(文書を全部読んで全問解答するためには1分当たり150語(150 words per minute : 150 WPM)以上のスピードで読む必要があると言われています。それくらいのスピードで読めるようになるように練習しましょう。)
また、ストップウォッチなどで所要時間を測り1問1分程度で解答できるようにしましょう。
Part 7の解き方としては大きく分けると以下の2つの方法が考えられます。
(1)問題文 → 文書
(2)文書 → 問題文
私は以前は(1)の方式を用いていましたが、最近は(2)の方式(べた読み)を多用しています。なぜなら、その方が解答する時間を短縮できるからです。このことがすべての人にあてはまるかわかりませんが、いろいろ試してみてどの方法が解答する時間が短くなるか確認することが、最近の公開テストのPart
7は文章量が非常に多いので有効です。
読解(Part 7)が弱い場合の有益な書籍は下のよう。
解きまくれ!リーディングドリルTOEIC TEST Part 7
スコア900へのTOEICテスト パーフェクトリーディング
新TOEIC TEST 読解特急2 スピード強化編 (私が文書→問題文(べた読み)方式を多用するきっかけになった本)
新TOEIC TEST読解特急3 上級編
書籍のレヴューは→こちら
TOEICで用いられる語彙はさほど難しいものではありません。
難しい単語が出るときもありますが、その意味がわからなくても支障がない場合が多いと思います。
語彙力に不安があったり、ビジネス特有の語彙に慣れていない場合は、TOEIC向けの語彙集などで補完しておきましょう。
語彙が弱い場合の有益な書籍は下のよう。
TOEIC TEST英単語スピードマスター
新TOEIC R TEST 出る順で学ぶボキャブラリー990
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